リトル・フィート

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リトル・フィート
Little Feat
LittleFeat Stockholm20090715.jpg
スウェーデン・ストックホルム公演(2009年7月)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル ロック
サザン・ロック
カントリー・ロック
ブルース・ロック
ジャズ・ロック
ファンク・ロック
ブギウギ
R&B
スワンプ・ロック
アメリカーナ
活動期間 1969年 - 1979年
1987年 - 現在
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
Morgan Creek
ズー・エンタテインメント
CMC International
Hot Tomato
429 Records
Rounder Records
共同作業者 ジョージ・マッセンバーグ
公式サイト littlefeat.net
メンバー ビル・ペイン
サム・クレイトン
ケン・グラッドニー
フレッド・タケット
ゲイブ・フォード
旧メンバー ローウェル・ジョージ
ロイ・エストラーダ
リッチー・ヘイワード
ポール・バレア
クレイグ・フラー
ショーン・マーフィー

リトル・フィートLittle Feat)は、アメリカ合衆国出身のロックバンド

ニューオーリンズR&Bブルースカントリージャズなど、アメリカン・ルーツ・ミュージックの影響を色濃く押し出しているサウンドが特長。解散・再結成を経て、1969年結成以来50年以上経った現在も活動している。

略歴[編集]

ローウェル・ジョージ時代(1969年 - 1979年)[編集]

ローウェル・ジョージ(1977年)

1969年フランク・ザッパのマザーズ・オブ・インヴェンションのメンバーだったローウェル・ジョージ (スライド・ギター、ヴォーカル)、ロイ・エストラーダ (ベース)を中心にロサンゼルスで結成。2枚のアルバムを発表したが、商業的成功には結びつかず、キャプテン・ビーフハートのサポートに専念するためにエストラーダが脱退し、解散寸前の危機的状況に陥る。

エストラーダの後任としてケニー・グラッドニーが加入し、新たにポール・バレア (ギター、ヴォーカル)、サム・クレイトン (パーカッション)をメンバーに迎え、ようやく持ち直す。新たなラインナップで、1973年にアルバム『ディキシー・チキン』を発表。タイトル曲に見られるようにニューオーリンズ南部色を感じさせる音楽性は、過去2作から一歩踏み出した感のあるものであった。続く、1974年の『アメイジング!』(原題:Feats Don't Fail Me Now)では、ポール・バレアの歌う"Skin It Back"など、よりファンキーな路線を推し進めており、バンドはこのアルバムで初めてBillboard 200入りを果たした[1]

1975年のグループショット

1975年 の『The Last Record Album』、1977年 の『Time Loves a Hero』では、ジャズ、フュージョン的な色彩も織り込んだ。これらのアルバムでは、ポール・バレア、ビル・ペインの役割が大きくなる一方で、ローウェル・ジョージは他のメンバーと音楽性の相違が大きくなり、また麻薬中毒で体調を崩しつつあったことから、その存在感が薄れて行った。1978年にはローウェル・ジョージ在籍時唯一の来日公演を行っている。

バンドの方向性に違和感を覚えたジョージは、1979年、ソロ・アルバム『Thanks I'll Eat It Here』をリリースし、リトル・フィートの解散を宣言した。しかし、その直後心臓発作で死亡。残されたメンバーは、ジョージが録りためていた未完成のレコーディングに追加のレコーディングを行い、アルバム『Down on the Farm』としてリリースした。そして、リトル・フィートの活動に終止符を打ったのだった。

再結成〜以降(1987年 - 現在)[編集]

1987年、残ったメンバー5人を中心にバンドを再結成する。ローウェル・ジョージの後任にはクレイグ・フラー(ギター、ヴォーカル)が入り、過去のリトル・フィートのセッションでもプレイしていたフレッド・タケット (ギター、マンドリン、トランペット) も正式メンバーとなった。このメンバーで、3枚のアルバムを発表するものの、1993年にフラーがツアーを嫌って脱退する。

フラーの後任として、女性ヴォーカリストのショーン・マーフィーが加入。従来のイメージを一新した彼女の加入により、バンドのサウンドは新たな局面を迎えた

2000年頃以降はスタジオ作の制作ペースは落ちているが、その分ライブ・アルバムを多くリリースし、ライブ・バンドとしての存在感を示している。。2002年には、バンドのオリジナル・レーベル、ホット・トマト・レコードを設立している。

2008年、スタジオ・アルバムとしては5年ぶりとなる『Join the Band』をリリース。ジミー・バフェットボブ・シーガーエミルー・ハリスサニー・ランドレスといったゲストを迎え、収録曲の約半数はリトル・フィート・ナンバーのリメイクで占められている。

2009年1月、ショーン・マーフィーが脱退[2]。バンドは、メンバーの補充はせず、活動を続行した。同年8月には、創設メンバーの一人、リッチー・ヘイワードが肝臓ガンの治療のため演奏活動を一時休止。バンドはヘイワードが復帰するまでの代理メンバーとして、ゲイブ・フォードを加えての活動続行を宣言した[3][4]

2010年8月12日、リッチー・ヘイワード死去[5]。64歳。これにより、ゲイブ・フォードが正式に後任のドラマーとなった。

2019年10月、長年ボーカル&ギターを担当したポール・バレアが死去[6]

アルバム・ジャケット[編集]

1972年の2作目『Sailin' Shoes』以降、彼らのオリジナル・アルバムのジャケットは、ネオン・パークのイラストで飾られ、その個性的なアートワークは、音楽以外の側面からリトル・フィートのイメージ形成に寄与した。1993年にネオン・パークが亡くなったあと初のアルバムとなった1995年の『Ain't Had Enough Fun』のライナーには、「リトル・フィートがレコードを出す限り、そのアルバム・カバーはネオン・パークのイラストで飾られるだろう」と記されている。

しかしながら、2003年の『Down Upon The Suwannee River』以降、ネオン・パークのものではないイラストが使われるようになった。

影響[編集]

  • サザンオールスターズ桑田佳祐が強く影響を受けたバンドの一つであり、サザン初期のインタビューでは時々、引用されている。
  • 個々のメンバーは、セッション・ミュージシャンとしても活躍しており、ミュージシャンの間でも彼らのファンは多い。このことから「ミュージシャンのミュージシャン」などと呼ばれることもある。1997年にリリースされたアルバム『Rock And Roll Doctor: Lowell George Tribute Album』には、ボニー・レイットジャクソン・ブラウンアラン・トゥーサンらリトル・フィートに縁の深いミュージシャン達が多く参加した。
  • 矢野顕子のファーストアルバム、『JAPANESE GIRL』には、リトル・フィートがバックバンドとして参加した。

メンバー[編集]

※2019年10月時点

現ラインナップ[編集]

旧メンバー[編集]

  • ローウェル・ジョージ (Lowell George) - ボーカル/ギター (1969年-1979年) ♰RIP.1979
  • ロイ・エストラーダ (Roy Estrada) - ベース (1969年-1972年)
  • リッチー・ヘイワード (Richie Hayward) - ドラムス (1969年-2010年) ♰RIP.2010
  • ポール・パレア (Paul Barrere) - ボーカル/ギター (1972年-2019年) ♰RIP.2019
  • クレイグ・フラー (Craig Fuller) - ボーカル/ギター (1987年-1993年)
  • ショーン・マーフィー (Shaun Murphy) - ボーカル (1993年-2009年)

ディスコグラフィー[編集]

オリジナル・アルバム[編集]

  • 1971年 リトル・フィート・ファースト - Little Feat (Warner Bros.)
  • 1972年 セイリン・シューズ - Sailin' Shoes (Warner Bros.)
  • 1973年 ディキシー・チキン - Dixie Chicken (Warner Bros.)
  • 1974年 アメイジング! - Feats Don't Fail Me Now (Warner Bros.)
  • 1975年 ラスト・レコード・アルバム - The Last Record Album (Warner Bros.)
  • 1977年 タイム・ラヴズ・ア・ヒーロー - Time Loves A Hero (Warner Bros.)
  • 1979年 ダウン・オン・ザ・ファーム - Down On The Farm (Warner Bros.)
  • 1988年 レット・イット・ロール - Let It Roll (Warner Bros.)
  • 1990年 レプリゼンティング・ザ・マンボ - Representing The Mambo (Warner Bros.)
  • 1991年 シェイク・ミー・アップ - Shake Me Up (Morgan Creek)
  • 1995年 エイント・ハッド・イナフ・ファン - Ain't Had Enough Fun (Zoo Entertainment)
  • 1998年 アンダー・ザ・レーダー - Under the Radar (CMC International)
  • 2000年 チャイニーズ・ワーク・ソングス - Chinese Work Songs (CMC International)
  • 2003年 Kickin' It At The Barn (Hot Tomato)
  • 2008年 Join the Band (429 Records)
  • 2012年 ルースター・ラグ - Rooster Rag (Rounder)

ライブ・アルバム[編集]

  • 1978年 ウェイティング・フォー・コロンブス - Waiting For Columbus (Warner Bros.)
  • 1996年 ライヴ・フロム・ネオン・パーク - Live From Neon Park (Zoo Entertainment)
  • 2002年 Live At The Rams Head (Hot Tomato)
  • 2003年 Down Upon The Suwannee River (Hot Tomato)
  • 2003年 High Wire Act Live In St. Louis 2003 (Hot Tomato)
  • 2005年 Barnstormin' Live Volume One (Hot Tomato)
  • 2005年 Barnstormin' Live Volume Two (Hot Tomato)
  • 2007年 Rocky Mountain Jam (Hot Tomato)

編集盤[編集]

  • 1981年 軌跡 - Hoy-Hoy! (Warner Bros.)
  • 1986年 As Time Goes By: The Best Of Little Feat (Warner Bros.)
  • 2000年 Hotcakes & Outtakes 30 Years Of Little Feat (Rhino)
  • 2002年 ロウ・トマトズ - Raw Tomatoes: Volume One (Hot Tomato)
  • 2002年 ライプ・トマトズ - Ripe Tomatoes: Volume One (Hot Tomato)

日本公演[編集]

1日 名古屋・名古屋市公会堂、4日 東京・東京厚生年金会館、7月5日,7日,8日 東京・中野サンプラザ、6日 大阪・フェスティバルホール
  • 1989年
  • 1999年
  • 2000年
  • 2012年

参照文献[編集]

外部リンク[編集]